現在、東京交通会館 B1階 ゴールドサロンで開催中「幻獣神話展Ⅶ」が開催されています。
出品中の作品、「The Pop Future(ザ・ポップ・フューチャー)」はポップ・シュルレアリスムの属性をもとに制作した作品です。
そしてデザイナーでありコンセプトアーティストのウェイン・バロウに触発されています。
前方の白毛に覆われた角、そしてクジラのような部分、これは分岐するふたつの未来を表現しています。
左脚のミイラのような頭は、不吉な未来を暗示させているかのようです。
そしてお尻の部分には目があり、過去を眺めています。
甲羅の中には耳があり、青い球体の部分「心」の声を聴いています。
未来と過去に挟まれたこの部分は現在であり、現在の心の声を聴いているということがわかります。
今の内なる声を聴き、分岐する未来への方向を定める。
それと同時に過ぎていく過去を懐かしむ目。
この作品は「未来・現在・過去」を抱合している作品として存在しています。
右足の部分がずるりと足がずれている(空間が歪んでいる)のもその影響です。
そして四肢をつける砂漠には様々な人間が垣間見えます。
しかし、まるで彼らはこの大きな存在を、気にもしていないように見えます。
この様々な要素を抱合する作品を、是非生で楽しんで頂ければ幸いです。
photo by 夏目圭一郎(SPINFROG)
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・ご来場の際には感染対策を宜しくお願い致します。
『幻獣神話展 VII』
【会期】 2020年8月6日(木)〜8月15日(土)
【開廊時間】 11:00〜19:30(最終日17:00まで)
【会場】 交通会館B1 ゴールドサロン
住所: 〒100-0006 東京都千代田区有楽町2丁目10-1
渋谷を征服したUMAたちは、いつのころから銀座に定着しています。そしてそこに集まる人、人、人。 今回まで、UMAのカオスと化した会場はずっとその攻撃の力に支配されっぱなし。 UMAたちはどんどんその力を強め、形を変えて人々に魅力を誘います。人々はその魅力に取りつかれ... 今回7回目を迎える「幻獣神話展」、今回は初参加の作家も多く迎え入れ多様性に富む幻獣が入り乱れることでしょう。 厳しい時節ではございますが、幻獣たちが疫病を撃退してくれることを期待しつつ...対策万全でみなさまのご来場をお待ちしております。
(↑幻獣神話展 特設サイトへ)
【同時開催】 8月6日(木)~ 8月10日(月):イマムラセイヤ 個展 (B1 ギャラリー 玻瑠) 8月11日(火)~ 8月15日(土):山田雨月個展 ムウムウと毛族たち 4 (B1 ギャラリー 玻瑠) 8月9日(日)~ 8月15日(土):銀座動物園 (ギャラリーエメラルドルーム)